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泣き係 ++++++++ 思い出し

2006/04/13 23:06

この間、教育実習中学校編を書いたら「小学校はどうだったの?」という意見をもらったので思い出してみた。
大学三年の秋に二週間。
大学四年の春に三週間。
それぞれ秋に高学年を受け持った者は春に低学年を、低学年を受け持ったものは高学年を、というようにあてがわれるのであるが、私はなぜかどちらも小学校二年生に回されてしまった。
個人的には思春期まっさかりの気難しい(なので実習生たちは嫌がる)高学年で楽をしたかったのだが、何ゆえ体力勝負の低学年に…と岡田はどちらのときもがっくりとうなだれていた。
想像してみたらこれほどビジョンがはっきりするものもない。
「おかだせんせ~」と無数のちっちゃい子供たちがよだれでべたべたの手で私の足に群がり、私の進行を邪魔するという恐怖を静かに妄想しつつ、私は実習に参加していた。

さて、私にとってはじめての小学校実習。
この実習では同じクラスに6人の実習生が配属されることになっていた。
しかも微妙にやる気のない実習生ばかり……(人のこと言えた義理じゃないが)
学年代表授業とか、授業案とか、目まぐるしくて。グループ草案もほとんど私ひとりでやっていた気がする。
何をするにしても他の5人は一歩ひいたところから遠巻きにしていて、実習最終日の打ち上げもあったらしいけれど、私だけ知らされないままだったことを思うと、実習生仲間から相当嫌われていたんだなあ…と思う出来事だった。
でも、そうやって平気で仲間をハブにできる人が教師になろうとしているのはちょっと怖い。

だから春の小学校実習も私はちょっぴりナーバスだった。
頑張らなくてもいいはずなのに頑張りすぎて、また他の実習生に嫌われちゃうんだ、自分。とやる前から落ち込んでいた。
しかし。メンバーがそっくり変わった二度目の小学校実習は腐った私を開眼させてくれるものだったのだ。

同じクラスに配属された実習生4人。
その中の一人が天使のようなお嬢さんだったのである。

配属2日目、7時ころまでグループ草案を練っていた日、帰る段になって私だけ準備で残ることになった。
というのは言い訳で、私としては嫌われてる(と思い込んでる)のにみんなで駅まで一緒に帰るのは気まずいなあ~と、気を回しただけに過ぎなかった。
三人が帰って静まり返った教室、私がワープロを打ち込んでいると、突然戸があいて「良かった、まだいたー!」という声がかかった。
「駅でみんなでご飯でも食べようってことになって、でも岡田さんも一緒のほうがいいと思って引き返してきちゃった」
にこにこ笑う実習生の後ろには、苦笑いの二人が見える。
なるほど、おそらく後ろの二人が「別に三人でもいいじゃん」と言ったにも関わらず、一人が無邪気に引き返してきたのだろう。私でも絶対「別に三人でもいいじゃん」て言うに決まってる。
負けた……この世にはすごい人がいるもんだ……と、その日から完全降伏の思いだった。

そんな三週間の実習は、就職活動の合間の忙しさにも関わらずとても有意義なものになった。
対小学二年生ということでお馬さんごっこや高い高いなどの体力勝負は男子実習生に任せ、おしゃまな女の子の相手も天使さんに預け、私はもっぱら気難しい子相手をしていた。
特に泣き出す子供が出てくると(岡田さん!)という他の実習生のアイコンタクトで、(任せろ!)と私が出動する連携が出来上がっていた。

小学校二年生ぐらいの子をなだめるのは、気持ちさえ分かればたやすい。
もともと何で泣いているのか子供自身もよく分かってないのだから、理由なんか聞いても無駄だ。
集団から隠れるところに座って「まあ、涙は止めろっても止められないもんな。泣きたいときはしょうがないから泣きなさい。先生は隣にいるから」と泣かせておく。
治まってきたら「泣いてるとみんなから弱えーって思われて損だから、顔を洗おう」と洗わせて、ハンカチを差し出す。
目の赤みが引いたら「そろそろ戻ろう」と聞いてぽんと背中を押してあげる。
だから私のハンカチはいつも小学生の鼻水でぐしゃぐしゃだった。

そんな感じで実習生同士役割分担もできていたため、実習は非常に楽をさせてもらった。
そして結局秋にもやった二年生の学年代表授業を春も私がやることになった。
しかもなぜか体育の授業である。
授業の感触も流れは悪くなかったのだが、最後の最後に目的まで達成できないところで無情にも終業の鐘は鳴った。
反省会で他クラスの実習生から突つかれてシオシオになっていた私を、論理だてて援護してくれた天使さん他二名のことを思い出すと今も胸が熱くなる。
彼女みたいな人間が教師をやるべきだ、と心から思ったが、残念なことに天使嬢は教職には就かなかったようである。

本当なら小学校の実習ということで、児童たちとの学校生活を書くべきだったかもしれないが、まー、私にとっては一番の衝撃は天使の存在だったので、それを書いてしまった。
また機会があったら三週間の児童たちとの学校生活、授業の様子でも思い出してみようかな。
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